光明院の夜間拝観

東福寺の光明院の夜間拝観が28日まで行われています。

光明院

光明院は東福寺の南にある塔頭寺院で、重森三玲によって整備された境内の波心(はしん)の庭は、どの方向から見ても美しく見えるようにと設計されています。別名「虹の苔寺」という素敵な呼び名もあるように、苔(ウズマキゴケ)が見事な庭園です。

光明院

庭は、中央と南北に三尊石が立ち、それぞれ釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表しています。そこから大小75個の石が配置されますが、それらの石は羅漢とされています。重森三玲の庭は、斬新な石の配置が特徴的で、初めて見ると衝撃を受ける方も多いようです。京都では東福寺をはじめ各所で重森三玲の庭園を目にする機会があります。

光明院

光明院の庭園の魅力は、室内から額縁に入った絵画のように眺めることができること。自分の好みの風景を切り取って静かに座して心行くまで眺めることができます。丸窓もあり趣ある風景を楽しめます。拝観料は300円。入口の竹筒にお忘れなくお納めください。

光明院

近年は芸術作品の展示会場として使用されることが多く、行く度に国内外の異なるアーティストの作品が置かれています。現在は大森レイさんの作品が展示中で、展示に合わせて夜間拝観が26日~28日の各21時まで行われています。

光明院

庭園は全体的に暗めのライティングですが、点滅する光が美しく、室内の作品がちょうどよい幻想的な雰囲気で照らされていました。訪れる人も比較的多かったです。西の兵庫県方面に雷雲があり、雷が夜空を光らせ稲光を走らせる様子も含めて作品のようでした。よければ28日までに訪れてみて下さい。

光明院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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