狐像が修復された伏見稲荷大社

国内外の観光客で賑わう伏見稲荷大社。今月、楼門前の狐像が修復されました。

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社は、全国に3万とも4万ともいわれる稲荷社の総本宮。御祭神の宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)は穀物の神で、五穀豊穣の神とされ、そこから商売繁盛の神へと信仰が発展していきます。

伏見稲荷大社

伏見稲荷といえば鳥居や社殿の鮮やかな朱色ですが、お山めぐりをすると「お塚」と呼ばれる信仰対象の石碑が立ち並ぶ空間も現れます。境内は海外の観光客も戻って賑わっています。

伏見稲荷大社

入り口の楼門は豊臣秀吉が寄進したとされる立派な門。その前に建つ高さ約1.5mの大きさの青銅の狐像が、この度修復をされて艶めいています。京都新聞の記事によると、この狐像は1985年に奉納されたそうで、風雨で色あせてきていましたが、今年38年ぶりに色が塗りなおされたそうです。これからも長く参拝者を迎えてくれそうです。

伏見稲荷大社

狐像のおすすめの写真スポットは、手水舎の奥。ここから撮ると、狐像が楼門を背景にして映えます。新しくなった狐像もやはり絵になりました。狐は稲荷大神の使いで、向かって右の狐像は稲荷大神の霊徳の象徴である「宝珠」という玉をくわえ、向かって左の狐像は稲などの宝物を納める倉庫の「鍵」をくわえているとされます。伏見稲荷大社に訪れる際には注目をしてみて下さい。

伏見稲荷大社

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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