笠置のPRキャラクター「笠やん」

笠置町のPRキャラクターは「笠やん」という猫の姿。かつて実際に笠置寺にいた猫がモチーフになっています。

笠置寺の「笠やん」像

久しぶりに笠置寺を訪れました。お寺の風景は後日掲載しますが、今回は笠置町のPRキャラクター「笠やん」について書いてみます。笠やんはかつて実際に存在した猫がモチーフで、平成の始めに笠置寺に住み着いた野良猫だったそうです。

笠置寺の笠やん追悼文

険しい笠置寺の修行場を案内するような人気の猫で、人は「笠やん」と呼んだそう。愛された猫でしたが、平成6年2月2日、残念なことに急に亡くなってしまったそう。現在、笠置寺の境内に笠やんの追悼文と笠やんの像があり、たいへん心に響く、思いのこもった文章が刻まれています。愛されていたことがよくわかります。

笠置駅の「笠やん」像

その後、笠やんをモデルに誕生したのが、ご当地キャラとしての「笠やん」で、妖怪猫又の力を借りてよみがえったという設定。笠置駅に置かれている「笠やん」の像を見ると尻尾が2本ありました。笠置の由来でもある笠を被り、胸には笠置寺にある印象的な切れ込みがある鐘を下げています。笠置の魅力をPRするために各地に登場することもあり、以前に宇治のイベントで見かけた際の写真を掲載しておきます。

笠置駅の「笠やん」像

笠置町は春の桜が美しく、笠置寺は秋の紅葉も見事。木津川沿いにはキャンプ場があることでも知られます。大きな岩が数多くあることから、ボルダリングエリアとしても知る人ぞ知る場所。歴史的には後醍醐天皇が笠置山に立てこもった話が有名です。現在は「西日本の町の中で最も人口が少ない町」として、人口減少が課題ですが、豊かな自然を楽しめる場所です。機会がありましたら、足を延ばしてみて下さい。

笠やん

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続の最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。

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